陽時計と日々記

三十路過ぎて囲碁を始めてみるおっさんのブログ。

7/12 段級位認定大会。

日本棋院 梅田囲碁サロンにて、段級位認定大会が行われたので、参加してきました。申請級は2級で、ルールは持ち時間40分切れ負けの4局打ち。3勝以上だと1級昇級+免状贈呈、2勝で半額申請。結果は以下の通り。

  • 互先 黒番 13.5目勝ち
  • 互先 黒番 7.5目勝ち
  • 定先 黒番 3.5目勝ち
  • 互先 黒番 中押し勝ち

まさかの全勝で2級を取得してしまいました。「2勝2敗だったら上出来かなぁ」と思って参加したので、びっくり。しかし、1局目、2局目はヨセで、つまらないうっかりミスで6目だの8目だのの大きな損を出してしまい、反省点が。特に2局目なんかは、これまたうっかりで詰めてはいけないダメを詰めて、6目損の取られが発生してしまうという…が、相手の方が気付かなかったらしく、しかも全く特をしないところに打たれたので運良く一手かけることができたんですが…最終的に7.5目差ですからヨセで十分ひっくり返る形勢で、しかもそれが分かっていたのに、そんなミスをするってのは、勝負に勝って試合に負けた感があります。3局目に関しては定先だから勝てたものの、互先だとコミで負けてしまう内容。中盤からずっと形勢が微妙で、(これじゃ足りん)(追いついたっぽい)(いや、まだ足りん)と、ザルながら計算と予測でなんとか終局して数えてみたら、残っていたという感じ。相手の方がヨセがあまり上手くないようで、大きいところを数カ所取れて、なんとか巻き返したという部分があったのかな、と。終局時でも、「多分数目足りねぇなぁ…」と思いながら整地したので。

ここまでで3連勝して免状進呈が確定したので帰っても良かったんですが、全勝賞が出るとの事だったので、4局目。相手の方は2勝1敗で、是が非でも1勝したい状況だったので、(まぁ負けても良い状況だし、少しぬるめに打とうかな…終局まで打って、15目足りないくらいにできたら一番いいな)と思って、とは言え意識して手加減なんでできないので、とりあえず今まで全く打ったことのない布石を打って、カカリにも普段打ったことのない手を選んだりしてみたんですが…。まさかの中押し勝ち。ヨセに入った時点でも多分20目以上良い状況だったんですが、それに焦った相手の方が自爆してしまったというか。ヨセもこちらが全部大きいところを取れてしまったり、最終的には相手の方が連絡ができていると思い込んでいたと思われる石をぶっちぎってみたら、その一団がゼロ眼でトン死してしまって投了、という流れでした。

そんなわけで、なんとか2級免状は取得。4局目以外は際どいところがちょくちょくあったので、辛勝という感じでした。次は1級かぁ…しんどいけど、とりあえず頑張ってみようかな。

Kindleは囲碁書籍を読むのに向いているか?

先日、AmazonからKindle Paperwhiteの新型モデルが発売されました。

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 前々から興味はあったものの、なんとなく手が伸びず。iPhoneやiPadにKindleのアプリを入れてそちらで読んでいたので、わざわざ専用機のKindleまで買う必要は無いかなー、と思っていたのですが、以前に実機を触った際に、これはこれで利点があるということも分かっていて、そこから1年くらい買い時を探ってたんですが。先日、新型モデルがリリースされる際、6月中の購入で安くなるとのことだったので、良い機会だと思って買ってみました。

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4/19 宝酒造杯 京都大会。

京都で行われた宝酒造杯に参加してきました。宝酒造杯への参加は去年10月の大阪大会以来、2度目。京都大会は初参加です。大阪大会では級位戦(2)に5級で参加して準優勝だったので、今回は級位戦(1)に4級で参加してきました。結果は以下のとおり。

  • 互先 黒番 中押し勝ち
  • 互先 白番 中押し負け
  • 互先 白番 中押し負け
  • 互先 白番 54.5目勝ち
  • 互先 白番 15.5目勝ち
  • 互先 白番 54.5目勝ち

級位者は持ち時間が30分に短縮され、希望者のみ6局目まで打てるようになりました。10分短縮は大きくないか…。1日を通して全局互先というのも初めての経験で、級位戦(1)は各級ごとにブロックを分けているみたいです。決勝トーナメントまで行くと、多分シャッフルされるんだと思いますが。

2局目に関して、大石を取られて負けてしまったんですが、これは劣勢を意識した黒が打ち込んできた手に対する対処を間違ってしまって、実際には死ぬことは無かった石でした。ここさえ間違ってなければ2回戦も突破できていたと思うので、結構後悔の残る負け方でした。

そういう負け方をして昼食を経て3局目を迎えたんですが、その間、ずっと2局目の失敗を引きずってしまっていて、それがよく無かったなぁと、今になって思います。

4〜6局目は、そんなに変なところもなく、順当に勝てたかな、と。5局目は序盤から中盤にかけては互角くらいかなぁ…という進行だったんですが、ヨセで大きいところを先手で打てたり、あとは相手の方のヨミ違いで石を取れたり。相手の方が力強い感じだったので序盤で我慢をした分、中盤以降に手になる箇所が多くて追い抜いた、という感じでした。

勝ち碁は5局目以外は全部大差で勝っていますが、これは相手が打ち込んできた石を丸取りしたパターンだったからです。一つ前の日記にも書いた、三々に打ち込んでからケイマの手を、この日も打たれて、それを丸取りってのがありました。うーん、これ何なんだろう。

一応3勝したってことで3勝賞は貰えたのですが…参加賞の"料理酒とみりん"が無くなったとかで貰えず。これがかなり残念で、参加費に含まれているはずの参加賞を貰えないってのは、なんだかなぁ…と。どうせ参加賞は選択制とはいえ全員配布なんだから、申し込み時なり受け付け時なりに、"料理酒とみりん"か"お酒"か、どちらを希望するのか予め聞いておいて、きちんと数を用意をしておいて欲しいと思いましたよ。1日終わったと思って景品引き換えに向かったら「無くなりました」ってのは、疲れがドッと出る…。

で、この日は6段戦に出場していた知人がみごと優勝したので、この後はその方の殊勝会に参加してきました。

まぁ色々とあったものの、とりあえず4勝して勝ち越しってことで、次の大阪大会は3級で出場しようかな、と。好成績が出るまで頑張ったって意味が無いですし。まぁ負け越したら負け越したで、それはそれで得るものがあると思うので。場合によっちゃ2級で頑張るってのもアリかなーとか。

4/11 古友会。

4月11日の土曜日に古友会で15周年の大会が開催されたので、参加してきました。結果は以下の通り。

  • 一局目 白番 逆コミ7目半 55目くらい勝ち
  • 二局目 二子局 白番 逆コミ7目半 26.5目勝ち
  • 三局目 黒番 コミ1目半 13.5目勝ち

と言う感じで、とりあえず三連勝できました。で、この三局で、全く同じ進行が2回あったのですが、

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これ。普通は黒3はAにノゾキを打つくらいだと思うんですが、二人の方が上の図のように打たれました。結果、どちらも隅に入ってきた石を丸取りしたんですが、何か手があるんですかね?Bあたりに黒石があればわかるんですが。実は手になるはずだけど相手の方がミスされたのか、そうじゃないのかがよく分からない。実戦は3の下にツケたんですが、それが正しいのかどうかもよく分からず。

持っている本には載ってないんですよね。なんとなく手になりそうな形ではあるんですが。

2/1 級位者棋力認定大会。

日本棋院梅田囲碁サロンにて、級位者棋力認定大会が行われたので、参加してきました。申請級は3級で、ルールは持ち時間40分切れ負けの5局打ちで、5勝だと2級昇級+免状贈呈、4勝だと昇級+免状贈呈、3勝で半額申請だったかな。結果は以下の通り。

  • 定先 白番 27目勝ち
  • 互戦 黒番 中押し負け
  • 定先 黒番 52目勝ち
  • 定先 黒番 12目勝ち
  • 5子局 白番 中押し勝ち

そんなわけで、4勝1敗で無事3級を取得しました。3級からは認定状ではなく免状になるそうで、せっかくだから申請してきました。

初戦は終わってみれば大差でしたが序盤から中盤にかけては黒が圧倒的に良く、ヨセで巻き返した感じ。二戦目は話にならない大差の負け、3戦目以降は順等という感じでした。4戦目はおそらくもっと勝てたと思うんですが、相手の方も劣勢を意識して勝負手を何度も打ってきたので、数目損しても手堅く打って、何度も地合を確認して残したという感じ。下手に無理して逆転負けは悔しいですし。

組み合わせの運などもあると思いますが、とりあえずは3級は取れたという事で、次は2級を狙っていきたいな、と。

2014年のまとめ。

天空囲碁大会を一年のひとくくりと考えていたので、これを区切りに2014年のまとめにしてみます。

2014年で一番結果を出せたのは、宝酒造杯の大阪大会に5級で出場して準優勝したことだったと思います。これである程度の自信が付いたというか、「5級は名乗っても良いんだ」という目安が出来ました。天空囲碁大会は4級で2回戦敗退でしたが、一応2勝2敗で、まぁ4級でもいいのかな、とか。とりあえず、目安の棋力がはっきり立ったという意味では大会に出たことは有意義だったのかなと。
全体的な出来事に関しては以下にざっくり。
  • 2月 "どんどん打とう会"に行くのを止める。
  • 3月 "古友会"に参加。3級。(現在1級)
  • 6月 "囲碁レンジャー"に参加。5級。(現在4級)
  • 10月 宝酒造杯 大阪大会に出場。5級で準優勝。
  • 11月 日本棋院 梅田囲碁サロンの級位認定戦で4級取得。
  • 1月 天空囲碁大会に出場。4級で2回戦敗退。
と、ざっとこんな感じです。去年頭ごろは少なくとも堂々と5級と言い切れる自信も棋力も無かったんですが、3~4級ぐらいと言えるようになる程度には成長したと思います。そのあたりの棋力になることを目標にしてたので、一応目標は達成したという感じ。とにかく実戦経験を増やすという事を第一に考えた一年でした。
2015年度は、1級~初段が目標って感じになりますかね。初段はだいぶ厳しいと思いますが、まずは1級を目指す感じで。1級になれたら初段にも近づくわけですし、背伸び出来そうなら「弱い初段」を目指せればいいかな、と。一応、40歳までに初段になれれば、と考えているので、あと3年半くらい余裕はあるんですが。

1/12 第15回 天空囲碁大会。

調子が良いのか良くないのか分からないまま、天空囲碁大会の当日を迎えました。参加は2回目で、第13回の時に8級で出場しています。今回は4級で出場なんですが、以前といろいろと大会要項が変わっているので単純に比較できないですね。特に本戦トーナメントがオール互先じゃ無くなったのは大きな変化なんじゃないかな、と。聞いたところ、成績優秀者への免状を発行するようになった関係だそうですが。

結果は以下の通り。

  • 一回戦 定先・黒 8.5目勝ち
  • 二回戦 三子・黒 4.5目負け
  • 交流戦 互先・白 6.5目勝ち
  • 交流戦 定先・黒 8.5目負け

と言うわけで本戦は二回戦で敗退、成績としては二勝二敗。少し悔いが残る結果ですかねー…二回戦なんかは三子置いてるんだから、4.5目差なら多分大きいヨセで間違ってるんでしょうね。交流戦も一局目はヨセでミスして8目くらい損したところがありましたし。

問題は交流戦の二局目で、なんかもうひどい殴り合いで、どうなってんのかよく分からない局面が最後まで続いて、地合いがどうなってんのか全然わからなかったこと。相手の方もよく分からないと言っていたので、なんとも言えないんですが…。お互いに模様の張り合いと牽制のしあい、みたいな感じで、互いに攻めと手数の伸ばし合いみたいな感じで、盤面半分が打ち終わった頃に、反対側半分は手つかずになってる、みたいな。多分ヨセ間違いがたくさんあっただろう、って事と、急がなくて良いところに打ち込んだりして損を出したりしたのかな、と。

今回の4戦で感じたのは、とりあえず打ち込んでからのサバキの手筋なり定石なりを、きちんと覚えないといけない、ということ。覚えている手と覚えてない・おぼろげな手があるんですが、前者はともかく後者で結構失敗や損をしている事が多いと思う。具体的には星の石にツケたりスソガカリしたとき。とりあえずはこの辺りが現時点での課題かな、と。打ち込んだ時だけでは無く、打ち込まれた時の事もありますし、4級ぐらいになってからそういう機会が増えてきた気がするので。