陽時計と日々記

三十路過ぎて囲碁を始めてみるおっさんのブログ。

1/11 囲碁ステーション。

久しぶりに開催された囲碁ステーションに参加してきました。前日の古友会では3連勝していたので「調子が良さそう」と思って望んだのですが、こちらはまさかの3連敗。二子局黒番と定先白番で、どちらも大差の負けでは無かったのですが、痛いミスも多く、内容はかなり悪かったかと。正直なところ、勝てるだろうと思える内容でミスして負けたって感じだったので。

対局に関してメモとか取らなかったので、そのぐらいのざっくりとした事しか思い出せないのですが、3局目の指導碁は13路と言うこともあって大体思い出せるので、棋譜を。本当は最後まで打ったのですが、まぁ大体こんなもんで終わってるので。ちなみに35目負け。手順前後があるかも知れませんが、大体合ってるはず。次の日が天空囲碁大会で、全局的なところを見て欲しかったので、その旨伝えて黒先で打たせて貰いました。お相手してくれたのは、岩丸 平プロ 六段です。

(;FF[1]SZ[13]PB[自分]PW[岩丸平 6段]BS[0]WS[0]KM[0.5]HA[0] RU[JP] ;B[kd]TL[0,0];W[kj]TL[3,0];B[dk]TL[0,0];W[dd]TL[1,0] ;B[ik]TL[1,0];W[di]TL[0,0];B[ej]TL[3,0];W[ck]TL[1,0] ;B[cl]TL[0,0];W[cj]TL[0,0];B[kk]TL[6,0];W[lk]TL[0,0] ;B[ll]TL[0,0];W[jk]TL[0,0];B[kl]TL[0,0];W[jj]TL[0,0] ;B[jl]TL[1,0];W[ij]TL[5,0];B[bl]TL[5,0];W[hk]TL[1,0] ;B[il]TL[5,0];W[fk]TL[6,0];B[el]TL[1,0];W[fl]TL[7,0] ;B[fj]TL[1,0];W[gj]TL[0,0];B[lj]TL[2,0];W[li]TL[0,0] ;B[mk]TL[0,0];W[ic]TL[4,0];B[kg]TL[1,0];W[cf]TL[1,0] ;B[dc]TL[2,0];W[cc]TL[1,0];B[cb]TL[1,0];W[ec]TL[1,0] ;B[db]TL[1,0];W[cd]TL[5,0];B[eb]TL[3,0];W[fc]TL[0,0] ;B[gb]TL[1,0];W[gc]TL[2,0];B[ie]TL[6,0];W[jf]TL[2,0] ;B[kf]TL[1,0];W[je]TL[2,0];B[jd]TL[0,0];W[id]TL[0,0] ;B[jg]TL[0,0];W[if]TL[0,0];B[ig]TL[0,0];W[hf]TL[0,0] ;B[ib]TL[5,0];W[ke]TL[1,0];B[le]TL[1,0];W[lc]TL[1,0] ;B[ld]TL[0,0];W[kb]TL[0,0];B[lh]TL[1,0];W[fh]TL[10,0] ;B[ki]TL[1,0];W[fb]TL[4,0];B[fa]TL[0,0];W[hb]TL[1,0] ;B[ha]TL[2,0];W[ga]TL[1,0];B[hj]TL[1,0];W[ea]TL[1,0] ;B[bb]TL[7,0];W[hi]TL[9,0];B[bc]TL[1,0];W[ia]TL[28,0] ;B[bd]TL[1,0];W[be]TL[1,0];B[aa]TL[0,0];W[em]TL[13,0] ;B[dm]TL[0,0];W[ek]TL[5,0];B[dl]TL[3,0];W[fm]TL[0,0] ;B[bk]TL[0,0];W[bj]TL[0,0];B[ak]TL[0,0];W[bm]TL[1,0] ;B[am]TL[1,0];W[al]TL[0,0];B[cm]TL[2,0];W[aj]TL[1,0] ;B[am]TL[0,0];W[dj]TL[9,0])

以下、局後の検討。

  • 11は9の左にサガリを打つべき。地としても大きいし根拠の事もある。
  • 11の手は中途半端。2を攻めたいなら素直に挟む方が良い。
  • 19は5の左にノビるべき。20から22を決められると辛い。
  • 23は辛抱強い手。よく我慢できた悪く無い手。
  • 33は良いタイミング。三々に入るとコウなのでツケが最適。
  • 43は中途半端。飛ぶなら31から。もしくは30にツケる。目の前でケイマにすると実戦のようになる。
  • 45、47は43を打った以上はしょうがない。この進行で良い。
  • 53では1から一間に飛ぶ(58)のが大きい。実戦のデからノゾキが辛く、隅の地が無くなる。
  • 67はコウ材としては正しい。ここしか無い。ただし、その後が悪い。左上を取られてでも連打して右下を取り切るべき。
  • 75は鋭い手。ここ以外に活きは無い。うっかり68を押さえたり73を下がったりすると曲がり4目で無条件で死。1-一はなかなか打てない、冴えた手。
  • 85のオシツブシでの活きは辛いがしょうがない。90の2子取られまで、11や19のミスが響いている。

そんなわけで、まぁ…言われてみたらその通りって事ばかりで。特にコウのところは100%受けると思い込んでいたので、焦ってしまった。でも局後の検討ですぐ気付いたんですが、フリカワリでそんなに損の無いところなんですよねぇ。対局中はコウ材に受けなかった事に動揺してしまって、頭が真っ白になってた。

「13路は特に隅が大きい」という事を頭に入れていたから、とにかく隅を重視しようとしたら、中央に向かって大きな地を作られて、このざまという感じ。局後、「13路は確かに隅は大きいけど、だからと言って下に潜っていくと、19路と同じく良くない」と言われました。なるほどなー…身をもって知りました。この一局で一番良かった手は75だそうで、この手はすごく褒めてもらえました。まぁ単純に、「なかなか打つのが難しい手をよく打った」を言ってもらえるのは嬉しいもんです。特に死活の間違いは結構精神的なダメージが大きいですしね。

まぁしかし見事にボコボコにされた感じですが、得た物は多かったと思える一局でした。

1/10 古友会。

2015年の打ち始めは古友会でした。何も考えずに普段通りに向かったんですが、まさかの大会イベント。前回行けなかったんですが、告知があったんでしょうか。3戦して3連勝でレートが+8点される(普段は勝ったら+2、負けたら-2)と言う内容で、3連敗なら-8点というものでした。古友会は強い人が多いからなかなか勝つのは難しいんだよなぁ…と思ってたら、まさかの3連勝。内容は以下の通り。

  • 二子局 白番 中押し勝ち
  • 九子局 黒番 4 + ?.5目勝ち
  • 六子局 白番 6 + 6.5目勝ち

一局目の二子局白番では相手の方が比較的模様を張るタイプで、最近打ち込みやら何やらの手筋を少し勉強して、ちょうど試したい時期でもあったので、色々と試してみて。まず最初に黒の大石を取るか白がスミで10目くらいで生きるかのコウになったんですが、こっちがうっかり損コウを打ってしまって失敗。しかも白からのコウ材が豊富で負ける気が無かったので、かなり痛いミス。その次に、今度は黒の辺から中央に向かっているが、他に連絡できておらず、二眼が確保できるか逃げられるかどうかのコウ。このコウに仮に負けても地合はそこまで悪くなかったので比較的気楽ではあったんですが、やはり模様の碁だと薄いところも多く、ソバコウも大量にあったし、仮にどこか連打されても、ここの大石を取りきったらスミの失敗も取り戻しておつりがくるかなぁ…などと思いながらコウ材として大きいヨセを打ちつつソバコウでダメを詰めつつ進めてたら、相手の方が無コウを打ってしまい、タダで取りきり。で、相手の方が投了。

二局目は指導碁だったんですが、序盤に失敗してしまい、どうしたものか…と思ってたんですが、他に大きなミスをせずに逃げ切り、という感じ。局後の指導もそんな感じの内容でした。ただ、序盤のミスした場所に関して、実は取られでは無く、正しい手を打てば石塔絞りで逆に白を取る事が出来た、と。石塔絞りは実践でも比較的出てくる手筋なので、覚えておいた方が良い、というアドバイスを受けました。

三局目は六子局の白番。六子も置かれると、ある程度吹っ切れるというか、なんというか。相手の方もしっかりした打ち筋でかなり混戦で、正直、中盤までは地合でリードされててかなり不利ではあったんですが、ヨセで巻き返した感じ。ミスも多々あったんですが、なんとか勝てました。

と言う訳で、新年の最初に3連勝と、なかなか好調な滑り出しかな、と。ただ、なんか好調すぎて、それはそれでなんか不安だなぁ…とも思える日でした。まぁ良いように考えておきたいですね。

12/27 忘年囲碁会。

日本棋院梅田囲碁サロンにて行われた、"忘年囲碁会"に参加してきました。クリスマスのイベントと同じく、3級申請で参加。結果は、詳細は省きますが2勝3敗と負け越しでした。

負けた碁に関して、個々の内容については省きますが「一子置けば勝てた」と思えるような内容ばかりだったので、今は4級が妥当なのかな、と。逆に言えば、変なポカや焦りなどが無ければ十分勝てたのでは無いかと思えるような内容だったとも言えます。どうやっても勝てないという感じでも無かったので。じゃあ3級でもいいんじゃない?という事にもなってしまうんですが、その辺のさじ加減がなかなか難しい感じですね…。

これで2014年に参加する囲碁イベントは全て終了と言う事になるのですが、個人的には1月に行われる"天空囲碁大会"を1年間の節目にしようと思っています。これ以降はしばらく大きい大会が無いですから、この1年間の締めくくりにちょうど良いのかな、と。既に参加登録は済んでいて、4級で出場します。

12/21 Happy Xmas碁会。

日本棋院梅田囲碁サロンにて、クリスマスイベントがあるとの事で、参加してきました。

イベントと言っても、要は棋力認定戦と同じようなもので、ただし段級位の認定は無く、参加賞や全勝賞などの景品がある、という感じでしたが。
で、3級で参加して、結果は以下の通り。
  • 二子局 白番 24目負け
  • 二子局 黒番 12目勝ち
  • 定先 黒番 17目勝ち
  • 二子局 黒番 中押し負け
  • 三子局 黒番 3目勝ち
と、3勝2敗と言う内容。参加してから気付いたんですが、よく考えたら申請級じゃ無いので4級で参加するべきだったんですよね。一応勝ち越せたのでまぁいいか。
勝った碁は良いとして、問題は負けた碁。1局目は二子置かせているためか、ずっと形勢が不利な状態で、終盤、「ここキリに来られたら不味いんだよなぁ」というところがあって、ずっと手を入れないといけないと思いつつもなかなか手が回らず、結局相手から切られて差がついてしまった。4局目は弱い石を数カ所作ってしまって、全てを攻められてしまってどうにもいかず。序盤から形勢が悪いと思い込んでいたのですが、序盤はそんなことは全く無かったらしく、勝手に焦って勝手に自爆したような感じみたいでした。5局目は勝つには勝ったんですが、これも自分の思い込みで連絡していると思い込んでいた石を切られて弱い石にされてしまい、取られはしなかったものの生きるのに手がかかりすぎて僅差になってしまったような感じで、2局目と4局目の悪いところを両方合わせたような内容になってしまった。
こういうところは気をつけないといけないなぁと反省の多い日でした。「弱い石を作らない」とか「石を繋げる」とか、基本を忘れてしまいがちですが、やはり一手かけてしっかり石を補強するってのは、当たり前だけど大事なことなんですよね。

11/24 第47回 歳末たすけあいチャリティー囲碁まつり チャレンジ棋力認定戦。

日本棋院梅田囲碁サロンにて、棋力認定戦が行われたので、参加してきました。この前日にも寝屋川囲碁将棋まつりの級位認定大会に参加したのですが…思っていたよりユルい感じで、あまりアテにならなそうだったので、わざわざ書く必要も無いかな、と。

ルールは、4回戦の変則リーグ戦で、3敗したら即終了。持ち時間40分切れ負け。3勝以上で級位認定状進呈。4級申請で、結果は以下の通り。

  •  互先・白番:13.5目勝ち
  •  定先・黒番:37.5目勝ち
  •  定先・白番:15.5目負け
  • 二子局・黒番:33.5目勝ち

と言うわけで、4級は取れました。勝った碁も負けた碁も大差なんですが、「大体このぐらい優勢/劣勢」という感覚が結構正しくなってきた気がする。まぁ大差だから数えやすいってのもあるんだと思いますが。

勝った碁はまぁ良いとして、負けた碁は相手の方が非常に強く、定先ではちょっと勝てないなぁ…という感じだったので、負けたのはしょうがないという感じでした。模様を張るタイプの人だったのですが、どうも模様派の人を相手にするのが苦手な気がします。以前にも模様派の人と対局した時、中盤頃からどこが大きいのか、いまいちよく分からず、どうヨセて行ったら良いのか分からなくなったんですよね。この碁も似たような感じで、途中からどこから手を付けたら良いのか分からず、中途半端な部分がかなりあった印象。あまり相手にしたことの無いタイプだから慣れてないってのもあるんでしょうが…そういうのも実戦不足から来てるんだろうなぁ。

この辺りは、やはり実戦を重ねて経験を積むしか無いんでしょうね。

11/8 古友会。

古友会秋季碁会と言う大会イベントに参加して来ました。50人弱の参加で3つのクラスに分けられ、各クラス16人でのトーナメント戦でした。私は一番下のクラスで真ん中くらいの棋力…つまり下から8人目って事になりますね。

結果から書くと、以下の通り。
  • 二子局・黒番:20目負け
  • 互先・黒番:中押し勝ち
  • 二子局・黒番:16目負け
  • 四子局・黒番:打ち掛け判定勝ち

1局目、二子局の内容なんですが、なんかまるで覚えてない。確か中盤以降、形勢がよくわからなくて、どう打って行ったら良いのか、よくわからなかった内容だったと思う。二子置いた上に20目負けてるんだから、大敗としか。ただ何をどう間違ったのか、よく分からなかった。

2局目、互先で黒番。むちゃくちゃ地に辛い打ち方をされたので、大模様で勝負に。中盤くらいまで形勢がハッキリしなかったものの、戦いから白の薄みを突いて種石を抜き、盤面ではっきりリード。ヨセに入ってから相手の方のスミがトン死して中押し勝ち。序盤、大ゲイマにカカられてから大ゲイマにスベられると言う手を3箇所で打たれて、どう対応して良いのか分からず、いいようにされてしまったと思う。薄いはずなんだよなぁ…。

3局目、二子局黒番。序盤で単純な死活を間違えて手抜きして辺の石がトン死。こういうミス、未だにやってしまう。当たり前なんだけど、怪しいところは一手かけて後手でもハッキリ生きないとダメだ。まだ中盤に入る前くらいで、仮に生きたとしてギリギリ二眼のところで、白もまだそんなに確定地が無かったので投げずに最後まで打ったけど16目負け。つまり結果論ではトン死してなければ勝てたはずの内容。いい加減、こんな負け方をしてたらいけない。反省しか残らない内容。

4局目、四子局黒番。形勢がさして不利なわけでも無いのに戦いを仕掛ける。無理に仕掛ける必要も無かったのだけど、この日の内容が思わしく無かったので、勝つか負けるかハッキリするような碁を打ちたかった。結果、戦いが収束した時には結構な戦果を上げたので部分的には成功したのだけど、終盤にデカいコウを仕掛けられ、それに見合う黒からのコウ材が無い状況にされる。地合いを数えて、多分黒が10目以上良いはず…と、コウを譲ったあたりで時間切れ判定に。結果、黒が20目はリードしていると言うことで一応勝ち、コウを譲ったのも正解だったんだけど…2目を助けたが為に15〜16子抜かれるコウだったので、流石にアホ過ぎた。手拍子で受ける前にキチンと読まないとこうなる、と言う、典型的な内容。これまた未だにやってたらダメだよなぁ…。

そんな感じで、負けた碁はもとより、勝った碁の内容もあまり良くない感じでした。で、この日だけで「実戦経験が足りない」と何回言われたかわからん。結構実戦を増やしたはずなんだけどなぁ…。

10/19 宝酒造杯 大阪大会。

ずっと日記を書こうとは思っていたんですが、なかなか書けず、長らく放置してどうしたものかと思っていたところ、ちょうど良い話題も出来たので再開してみようかと。タイトルにあるとおり、宝酒造杯の大阪大会に参加してきました。宝酒造杯には初めての参加で、級位戦(2)に5級で参加。結果から先に書くと、以下の通り。

  • 1戦目:互先・黒番、8.5目勝ち
  • 2戦目:定先・白番、中押し勝ち
  • 3戦目:互先・白番、中押し勝ち
  • 1回戦:5子局・白番、中押し勝ち
  • 決勝戦:定先・白番、中押し負け

初戦。同級申請の女性の方と互先で、ニギリで黒。こちらの二連星に対して、相手が星と小目だったので、5手目に一間にカカって開始。特に心配なところがあったわけでも無く、終始盤面でリードしていたと思う。相手の方も劣勢を感じていたのか、中盤以降、無理な手が出てきて、それをきっちり咎めて、ヨセも大きいところは比較的キッチリ取って、終局。盤面10目以上で、よく打てたと思う。

2戦目。6級申請の女性の方と定先で白番。序盤で相手の方に死活の見落としがあり、隅を一カ所、丸取り。大優勢になったので、あとは堅くきっちり打ち切って、小ヨセに入った時点で相手の方が投了。中盤以降から勝負手のような手が多く飛んできたけど、若干損しても無難に受けきって、取れるところは取って、という内容。序盤に取った隅は、手を入れておけば生きていたところだったので、そこだけアドバイス。それ以外は強い人だったので、これが無かったらどうなってたかわからない相手だったと思う。

3戦目。同級申請の男性と互先で、ニギリで白。布石はお互いに星からで、黒が3手目に中国流に構えるための小目を打ったので、即、一間ガカリから開始。そんな始まり方だったので、終始戦いなんだけど…相手が強すぎ。自分より2~3ランクは上と思える強さで、手の見え方がまるで違う。形勢が不利だと感じながらも中盤も過ぎ、ヨセに入りつつあったころ、相手の後手一眼しか無い大石が連絡を手抜きしてヨセの手を打ったので、連絡を切りに行って大石を捕獲。小ヨセに入ったタイミングで相手の方が投了。「この石が切れるとは」と、ずっと言っておられました。おそらく高段の人にボコボコにされる経験が少ない人だったのかな、と。逆に、自分はその経験が多かったから、そこが切れる場所というのが見えたんかな。辛勝。

決勝トーナメントに移って、初戦。10級申請の男性と5子局で白番。終始、黒のペースで、どう考えても5子の差は無いと感じる棋力。形勢ははっきり悪く、大ヨセが終わった頃から投了を考えたのだけど、相手も優勢なのに無理な手を打ってきたりして、ポロポロ石を取れたり、なんか投了するタイミングがつかめない。一カ所、(ここを受け間違ってくれたら大逆転)という場所があり、最終的に相手がその場所を受け損なって、30子くらいの大石を抜いて、相手が投了。ダメヅマリから生じる手ではあるけど、相手のミスに頼るという、情けない勝ち方。碁は完全に負けの内容。

決勝。6級申請の男性の方と定先で白番。相手の三連星からこちらは星と大ゲイマシマリの布石で開始。序盤はそんなに悪いところもなく、むしろ好調で、(いけるか?)と思ったんだけど…相手が戦いに強く、最終的に力で圧倒され、やむなく投了。三連星の模様を警戒しすぎて、消し方がどうもマズかった。弱い石を二カ所作ってしまい、両方とも捕獲されてしまった(ただ、相手の方は捕獲できている認識ではなかったそうなので、実際はどうなのかわからない)。弱い石はさっさと守る、という事を痛感した一局でした。

そんなわけで、最終的な結果は2位で準優勝ということになったんですが、つらい内容ばかりで、運も多分に絡んでいて、実力だけで準優勝ができたとは思えませんでした。しかしながら5級で申請して4勝1敗という結果が得られたと言うことで、5子局以外は「全然打てない」という事は無かったですし、ひとつの自信にもなりました。ひとまずは"5級"は胸を張って申請してもいいのかな、と。

宝酒造杯は段級位の過小申請が多く、特に5級以下が対象の級位戦(2)はカオスだと聞いていたのですが、そんなに言うほどでも無いという印象を受けました。と言うのは、級位戦(2)の中で、"5・6級"、"7~9級"、"10級以下"の3つのクラスに分類される為だと思います。だから、5級で申請すると、大体5級か6級で申請した人と多く当たることになるのかと(逆に言えば6級で申請する方が有利になるとも言えるけど)。級位戦(1)は、おそらく"1・2級"と"3・4級"に分けられるんだと思います。勝ち進むと、私の決勝1回戦のように、その分類を超えて組み合わされるみたいですが。

自分自身は、今は囲碁ステーションと囲碁レンジャーで5級、古友会で2級なので、大体5級なんだろうと思って、過小せずに5級で登録したのですが、結果として5級で申請して良かったと思いました。過小して(運もあったとは言え)準優勝していたとしても、やはり胸を張れないですし。