1/11 囲碁ステーション。
久しぶりに開催された囲碁ステーションに参加してきました。前日の古友会では3連勝していたので「調子が良さそう」と思って望んだのですが、こちらはまさかの3連敗。二子局黒番と定先白番で、どちらも大差の負けでは無かったのですが、痛いミスも多く、内容はかなり悪かったかと。正直なところ、勝てるだろうと思える内容でミスして負けたって感じだったので。
対局に関してメモとか取らなかったので、そのぐらいのざっくりとした事しか思い出せないのですが、3局目の指導碁は13路と言うこともあって大体思い出せるので、棋譜を。本当は最後まで打ったのですが、まぁ大体こんなもんで終わってるので。ちなみに35目負け。手順前後があるかも知れませんが、大体合ってるはず。次の日が天空囲碁大会で、全局的なところを見て欲しかったので、その旨伝えて黒先で打たせて貰いました。お相手してくれたのは、岩丸 平プロ 六段です。
以下、局後の検討。
- 11は9の左にサガリを打つべき。地としても大きいし根拠の事もある。
- 11の手は中途半端。2を攻めたいなら素直に挟む方が良い。
- 19は5の左にノビるべき。20から22を決められると辛い。
- 23は辛抱強い手。よく我慢できた悪く無い手。
- 33は良いタイミング。三々に入るとコウなのでツケが最適。
- 43は中途半端。飛ぶなら31から。もしくは30にツケる。目の前でケイマにすると実戦のようになる。
- 45、47は43を打った以上はしょうがない。この進行で良い。
- 53では1から一間に飛ぶ(58)のが大きい。実戦のデからノゾキが辛く、隅の地が無くなる。
- 67はコウ材としては正しい。ここしか無い。ただし、その後が悪い。左上を取られてでも連打して右下を取り切るべき。
- 75は鋭い手。ここ以外に活きは無い。うっかり68を押さえたり73を下がったりすると曲がり4目で無条件で死。1-一はなかなか打てない、冴えた手。
- 85のオシツブシでの活きは辛いがしょうがない。90の2子取られまで、11や19のミスが響いている。
そんなわけで、まぁ…言われてみたらその通りって事ばかりで。特にコウのところは100%受けると思い込んでいたので、焦ってしまった。でも局後の検討ですぐ気付いたんですが、フリカワリでそんなに損の無いところなんですよねぇ。対局中はコウ材に受けなかった事に動揺してしまって、頭が真っ白になってた。
「13路は特に隅が大きい」という事を頭に入れていたから、とにかく隅を重視しようとしたら、中央に向かって大きな地を作られて、このざまという感じ。局後、「13路は確かに隅は大きいけど、だからと言って下に潜っていくと、19路と同じく良くない」と言われました。なるほどなー…身をもって知りました。この一局で一番良かった手は75だそうで、この手はすごく褒めてもらえました。まぁ単純に、「なかなか打つのが難しい手をよく打った」を言ってもらえるのは嬉しいもんです。特に死活の間違いは結構精神的なダメージが大きいですしね。
まぁしかし見事にボコボコにされた感じですが、得た物は多かったと思える一局でした。