陽時計と日々記

三十路過ぎて囲碁を始めてみるおっさんのブログ。

12/6 どんどん打とう会。

一応、ほぼ毎週通ってはいるんですが、今日はちょっと趣向が違ったので。

普段は先生との指導碁と、その検討、その後、生徒同士の対局、という流れなのですが、今回は先生との指導碁の後、参加者全員に向けて、少し講義のようなものがありました。内容は「地とは何か、理解されていますか?」という事、「三線と四線に打つ事の違いは?」という事。

で、私は比較的スルッと答えることができて、"ほぼ正解"と言って頂くことができたのですが、これが意外と答えられない人が多いらしく、他の参加者の方も結構言葉を詰まらせていました。ちなみに、私の答えは前者は「地は確定地のこと、確定地とは相手が打ち込んでくることが不可能で、かつ、二眼が作れる事が確実な場所」。これはコウとかセキとかで地が消されたり根拠を無くされたり消されたり…というのを踏まえて、そう答えたんですが、模範解答としては「相手が打ち込めない場所、もしくは打ち込んでも無駄な場所が確定地」だそうで。直接打ち込めなくてもカケメにされる場所とかは…とか色々余計な事を考えてしまいましたが、そもそもその点はダメになるわけだから、単なるイチャモンに過ぎませんかね。

後者の私の答えは「三線は地に辛い手で、四線は勢力を築く手」で、これはそのとおりとの事でした。あと、六死八生の意味とかも聞かれたかな…キチンと答えられました。

で…それを踏まえて、先生との二局目って事になったんですが。私の場合は地の概念や勢力の考え方、序盤の構想力などは特に問題が無いそうで。じゃあ現時点で何が足りないのかというと、それらの力を生かすための手筋だそうです。

手筋!やっぱり手筋かぁ…ぶっちゃけ苦手です。かなり以前から苦手意識も持ってました。なぜ苦手なのかも分からないのですが、詰碁や死活よりも、ダントツで苦手。どれも似たようなものの気がするんですが…。ひとつ思い当たるのは、囲碁を始めた頃、方々で「詰碁が大事」と散々に言われたので、とにかく詰碁は意地でもやっていたんですよね。で、詰碁に比べると、手筋はそこまでやらなかった。段々と囲碁をやって行くにつれて、囲碁ステやごやねん、天空囲碁大会などに出るようになり、「布石も覚えないといけない」「中盤も打てるようにならないといけない」などと考えるようになり、布石や中盤の方針の打ち方の指南書を読んだり棋譜並べをしたり…などとしていたら、今度は「ヨセがダメ」と何人かの方から言われてヨセの勉強をしたり…。だからヨセの手筋だけはヘンに覚えてたり。あと師匠に、やたらと大石を殺されたりしたので、ここ半年は死活の本と、やっぱり詰碁を…。

思い返してみると、確かに手筋の勉強だけは、あまりした記憶が無い。定石なんかは人に教えて貰ったり、なんやかんやでちょろちょろ覚えて、覚えてしまえば覚えたとおりに打つだけなので、楽っちゃ楽なんですよね。手筋は周りの石の配置次第で使えたり使えなかったりしますし…流石にシチョウぐらいはキチンと考えますが。しかしながら、半年ぐらい前はシチョウは見えてもウッテガエシやオイオトシもいまいち見えてなかったぐらいで、師匠にも「ウッテガエシに弱い」と何度言われたか…流石に気をつけるようになりましたが。

と言うわけで、手筋をやらないとなぁ…"ひと目の手筋"からやり直しかな。冷静に思い返してみれば、納涼囲碁まつりや、それ以外の指導碁でも「シノギは良い」とか「詰碁力はある」とか…さらに前から「序盤は良い」ってのも散々言われていたわけで、手筋が足りないってのは明白だったんだよな-。手筋やろう…。