陽時計と日々記

三十路過ぎて囲碁を始めてみるおっさんのブログ。

12/7 どんどん打とう会。

金曜日はいつも通り、関西棋院のどんどん打とう会に参加してきました。で、前回の帰り際、ちょろっと「いやーヨセが全然ダメって言われまして」という話題が出て、先生がそれを気にかけて下さったのか、今日はヨセの練習という事になりました。先生が中盤が終わって大ヨセに入る頃の盤面を作り上げてくれて、「ここから打ちましょう」との事で。

f:id:SLK:20121208090332p:plain

で、終局図が、

f:id:SLK:20121208090350p:plain

若干ながら黒が良いみたいです。ちょっと特殊な開始だったので、棋譜は取れませんでした。

で、大ヨセにはいる頃の原則としては、

  • 大体の石が生きている
  • 三線に石が多くなってきている

と、大体このぐらいが目安になるだろう、との事でした。で…ヨセはと言えば、「若干ミスもあったけど、大きいところに先手で打てたりしていて、そんなに悪いというほどでも無い」とのこと。これはおそらく、「今からヨセです」と言われたからじゃないのかな…と思う。ヨセのタイミングが分かってさえ居れば、「あぁ中央よりも、もう辺やスミを取りに行くのが良いんだな」と、思考の切り替えが出来るというか。思うに、その、ヨセの思考に切り替えるタイミングってのが、いまひとつ分からないというか。まぁその辺は徐々に体得していくしか無いという面もあるのでしょう。

あと、聞いた話では、

  • 両先手が大事
  • 次に大事なのが先手
  • ヨセでは先手を取ることが最も重視される

と言う事。これも知識としては知っている、という程度ですが、実際に本当に先手が取れる手なのかどうかがアヤフヤというか…これも実線を繰り返して体得、という事になりそうです。

とりあえず基礎的な手筋や詰碁力の基本の"キ"ぐらいは出来ているので、ヨセに関してはヨセの手筋などを専門的に勉強するよりも、簡単な"出入り計算"を覚えて、大きい手は自らの発想で探す、というのがヨセの力を鍛える事になって良いのではないでしょうか?との事でした。そもそも私の棋風というのは、超が付くほどの中央思考だそうで、そこからヨセの勉強をするとなると、現在の棋風とは全く違う知識を頭の中に入れることになり、現在の棋風と矛盾が多く生じてきてしまうため、最悪の場合、碁がおかしくなってしまうかもしれない、とか…。んー…深く考えたこと無かったんですけど、そういうものなのでしょうか。

とは言え、ヨセの計算が出来て損は無いわけで、ムズカシイ事ばかり頭に叩き込もうとしてもイヤになるに決まっているので、とりあえずは進められたとおり、「簡単な」「初歩的な」「基本的な」計算から出来るようになっていってみようかな、と。あとはヨセの手筋でも、簡単に覚えられそうな手筋だけは覚えていこうと思います。これを知らないと、止め方もわからないですし。

生徒の方との対局は、私が黒で三子局。結果は引き分け。ヨセを意識してはみたものの、やっぱりどういうタイミングで三線や二線に食い込んでいくべきなのか、いまいちよくわからず…どうしても中央が大きく見えてしまったり、相手の石を割きに行きすぎたりするのかな。おそらく、ヨセに入ってもそういう事をしているから、中盤以降、三線から二線にかけて削られているのだろう、と思います。こういうところを絶妙なタイミングで守ったり、また、相手の地を削りに行かないとダメですね。

あと、私は「多分」とか「なんとなく」で打っている手が多い気がしました。第一感も大事、と言いますが、そろそろ「多分」「なんとなく」では無く、キチンとヨんだ上で「問題無い」と、一手を打てるようにならないとダメかな、と。でも読もう読もうとすると長考しがちになってしまって…これは詰碁力になるんですかね。