陽時計と日々記

三十路過ぎて囲碁を始めてみるおっさんのブログ。

2/10 囲碁ステーション。

日曜日は日本棋院で開催された"囲碁ステーション"に参加してきました。

まず、最初は六段の方と井目、しかも六段の方は二面打ち。九子も置くなんて久しぶりだなぁ…まぁでも相手の方は二面打ちだし、なんとかなるかな?なんてノンキに考えていたら中押しで負け。序盤に大石を取られ、それでも他で頑張ればまだまだ勝てる…と思っていたんですが、終盤にさしかかったところで、うっかりミスをして、また大石を取られ。なんかもう、つくづく「おれバカだなぁ…」と痛感した一局でした。その碁を見ていた大橋成哉プロから「実は、ここの黒は、まだ死んでいません」と指摘が。序盤に死んだ、生きが無い、と思った一団は、実は生きている一団にワタる手があったそうで、言われてみたら、「あーなるほど…」と。無条件では無く、白からもコウにする手段があったのですが、それでも無条件で死ぬよりはマシです。相手の方も周りで見ていた方もワタりの手は見えていなかったようで、流石はプロか…と思った次第で。相手の方は、「ここが死んでないんなら、こっちの石が死んでも、まだまだ全然黒の方が良いね」と…しかし、六段の人が気付かない場所が、自分に気付くとも思えず、終局まで打ったとしても、死に石として処理していたと思います。

これは…詰碁というより、手筋、か。手筋…うーん、実は少し苦手。苦手だからこそやらなきゃいけないんでしょうけど。

二局目は二子局で黒番。一局目で死活やら何やらで頭がフル回転して続けての二局目だったので、既に疲労感が…が、なんとか20目に少し届かないぐらいの差で勝ち。これはこれで随所にキチンと読まないと殺されたり切断されたりという箇所が沢山出てきて、疲れる一局でした…。序盤…というか布石の時点で悩むことが多々。というのも、普通は「一にアキ隅」と言いますが、白の一手目が星に置かれている黒への小ゲイマガカリで。(…これは受けるべきか攻めるべきか、手抜きしてアキ隅を取りに行くべきか、どれがいいんだ…?)と言う感じで。何とか先手を取ってアキ隅を取りに行ったら、またカカリ…と言った感じで。こちらが布石を考える間が無く、気がついたら大場が終わっていたという感じで、勝ちはしたものの打ちにくい碁でした。

ここで4時半になったことと、疲労が凄かったので、この日の対局は終わりにさせてもらうことに。詰碁も手筋も自分なりにやれる範囲で頑張っているつもりではあるんですけど…やはりまだまだ全然だな、と痛感。二局目の二子局でも、相手に打たれて「あっ」と思う事が何度か。何とか石も取られず地もそこまで大きく荒らされずにサバけたから良かったものの、一歩間違えたら大変な事になるところだった…と言う事は、やはり自分の手に何か悪いところがあるという事なんだと思います。

あとは、やっぱりヨセだなぁ…。最近は気をつけてヨセを考えているつもりではあるし、以前に比べれば少しはマシになったとは思うんですが、「先手だと思ったら後手になっちゃった」みたいな事が凄く多い。これはやっぱり経験を積んだり手筋を覚えたりするしか無いんだろうな…もちろんヨミも重要だから詰碁も、と、なるわけですが…。

先は長いねぇ。