陽時計と日々記

三十路過ぎて囲碁を始めてみるおっさんのブログ。

2/8 どんどん打とう会。

金曜日は関西棋院で行われた"どんどん打とう会"に参加してきました。今回も先生との三子局からですが、今回は終局まで打って頂くことが出来ました。

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棋譜再生

いくつか検討時に挙がった点としては…まず、黒36。

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言われて気付いたのですが、確かにここは切るべきでした。"ノゾキにツがぬ…"と言いますが、ここはツがずに切るべきですね。こうしていれば、左下の四子は無事だったわけで。

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で、当然と言うべきか、一番検討に挙がったのは、黒54。ここは白はAから受け手とBから受ける手があるわけですが…Aから受けてもBから受けても、色々と変化が多すぎて、どうしたものやら、ということで省略。実戦の進行でひとつ挙げると、

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このように切ってしまうのが良かったのかも知れない、との事。だた実戦の進行でもそこまで悪いわけでも無いので、こういう一局もあった、という感じでした。

で、さらにこの後の進行。黒が三目中手を打って、白に二眼を作らせることを強要さsた場面ですが、ここでは中手を打たずに…。

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他から、眼形を奪うと共に切断を狙える、1に打つべきでは無いか、と。もし白がAと二眼を持つ事になれば、黒はBに打ち、白の尻尾を切り取り。では白がBに打ったら…

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さらに眼形を脅かす、2を決める。ここで白がツグようであれば、もう一眼を作るのはムリっぽいので、次に黒は3に打ち、中手を決めることが出来る。なので、白は3と二眼を作って生きを確保するしか生きる手は無くなってしまう…という流れになるのでは、と。もちろん、この後は黒2から出て行き、白の尻尾を切断する事になります。

まー、とは言え、実戦は実戦で、結局、先生の見落としポカがあり、尻尾の切り取りには成功してしまいましたが。

良い碁だったのか悪い碁だったのかは、よく分かりませんでしたが、上記の場面での読み合いというか、相手と自分の考えの応酬というのが、久しぶりに楽しかった碁でした。ちなみに打ち込んで行った黒…つまり私の戦略としては、多少の石を犠牲にして、白を固まらせて勢力や厚みを気付かせないように封鎖する、というのが目的だったので、一応目的は叶った形でした。とは言え、それも先生が本当にガチで打ちに来ていたら、叶わなかった可能性も高かったんだと思いますけども。

あと、今回は、三子局で初めて即三連星を敷いてみたのですが、やはり星の定石は分かっている分、打ちやすいなぁ…と。しかし、やはり自分が慣れている形ばかりを繰り返し打っていても、応用力が身につかないというか…。やはり、最初から小目にカカって行くのが良いのかな、と思いました。小目の色々な変化も覚えないとね…。