陽時計と日々記

三十路過ぎて囲碁を始めてみるおっさんのブログ。

サークル。

昨日も関西棋院の初心者サークルに行ってきました。

内容はもう悪いところだらけで、良かったと思えるところは無いような有り様で。ここ数回では調子が良かったせいか、「最近以前より強くなってきた気がする!」とか思ってたんですが、「そんなことは無かった」と思いました。あまり調子に乗らないように、と思っていたんですが、どっかで調子に乗っていたんでしょうね。反省。

まー悪かったと思えたところはいくつもありすぎたんですが、ひとつだけ強く憶えた部分があったので。先生との五子局の際、下のような場面で三々に入られたのですが、

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それに対して、こういう進行になりました。ここまではそんなに悪くない…と思うんですが。

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実戦では、以下のように受けました。実は白7を全く考えていなかったので、「切れるんかこれ!」と焦った次第で、黒4の一子を捨てて、代わりに硬く守って閉じ込めよう、という魂胆です。が、これが良くないとのこと。

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実際は、以下のように単純にツグのが良い、と言われました。

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言われてみれば、確かにこの形でも、白5か白7のどちらかは取れるし、特に悪く見えず、黒一子を捨てずに済む分、こちらの方が良いですよね。

先生曰く、「最初の受け方の方が良い状況もあるが、今回はこっちの方が良かった」という事で、別にこの受け方でもアリっちゃアリみたいな感じだそうで。今日の対局でもいくつかの定石を手順を間違えずに打てていたらしく、「本当に定石を頭に入れていって無いんですか?」と言われたんですが、定石は全然憶えない方針でやってます。そのうち憶えるだろう…と言う感じで。定石ハズレが出た時にどうしたら良いのか分からなくなるので、ヘタに定石を憶えるのが怖いんですよね。

「予想していなかった状況になっても臨機応変に対応できているのは良い」と、一応ですが褒めて頂けました。しかし、これも前々から何度か言われている言葉ではあるのですが、それはそれで方針が一貫してないという事の裏返しにもなってしまうのでは無いのかな…と思ったりします。碁は戦略の方針を立てて、それを一貫するゲームという印象があるのですが、私の場合、かなり行き当たりばったりで打つ事が多いのですよね…趣旨を一貫したくても、できなくなることが多い=趣旨を一貫できるほどの腕が無い、というように考えているのですが、それでも趣旨を貫き通さないとダメなのかな。例えば、「今日はスミを大切にしよう」と思ってたところに、いきなり三手目ぐらいで三々に入られて(もうムリじゃん…)と思ったりする事も良くあるんですよね…。

ちなみに先生との五子局は黒が大きく勝っている、と言って頂けたのですが、色々と失敗して、気分としては、そんな感じではありませんでした。形勢判断が出来ないというのも大きな弱点なんだろうなぁ…相当分かりやすく地が見えないと、勝っているのか負けているのか、全然分からないんですよね。終始負けていると思っていたので、意外というか、なんというか…。

もう一局の上手の方との四子局は、大敗でした。上手の方に対しての置き石の数が減ってきたので、石が少なくても碁が打てるようにならないとダメですね…自分では成長してる気が全くしないので、四子でも八子でも負ける気しかしないんですよねぇ…。