陽時計と日々記

三十路過ぎて囲碁を始めてみるおっさんのブログ。

5/17 第20回ごやねん。

金曜日は、第20回"ごやねん"に参加してきました。平日開催と言う事で、個人的には参加しやすいので、平日開催の時は都合が付く限り参加するようにしています。"ごやねん"に来られる方は、囲碁ステやその他の囲碁会などで見かけることがあまり無くて、普段、相手にするようなことの無い棋風の方と対戦する事もあるので。

平日開催と言うことで、19時~21時の2時間の開催で、うち、対局時間は40~45分ぐらいなので、ヨセまで行ってしまうとちょっと時間が足りない…という内容。その場合は打ち掛けになり、プロの方がその時点での形勢判断をして優劣を決めて勝敗を決定、という事に。

…"ごやねん"は、こういうパターンが非常に多く、正直なところ、終局までキチンと打った記憶が、あまり無いです。最後の小ヨセでのうっかりミスや終盤のコウの発生によって大逆転…と言う事もあったりするので、判定ってのはあまり好きでは無いのですが。

で、内容は、

  • 定先・黒番。打ち切りで黒の優勢勝ち。
  • 九子局・黒番。中押し勝ち。

と、まぁ何とか勝ち抜けました。

一局目に関しては、相手の方が戦い指向なのか、大場を取るよりもカカってくる事が多く、適当に手抜きして先手を取って、序盤で黒が大場を先行する進行に。後は弱い白をイジメぬいて厚みを作ったりヨセで大きいところを先手で取ったり…と、終始黒のペースではあったかな、と。死活に悩むような部分もありませんでしたし。相手の方が弱い石を放っておく傾向があり、また、こちらの強い石に対して突っ込んできたりという場面がちょくちょくあったので…まぁ相手に足早に先行されると、どうしてもそうなりがちにはなるかと思うんですが、大場ってのは大事であると同時に、大場よりも急場だなぁ、と基本を思い出す良い機会でもありました。特に、「弱い石を放置」は、私も人のことを言える立場では無いですからね…。

二局目は、かなりの上手の方と九子局と言う事で、かなり気合いを入れたのですが…最近、高段者の方と多子局で打たせて貰っている成果が出たのか、こちらも基本的には黒のペースだったと思います。よくある白のハメ手の様なものにも冷静に対応できたと思いますし。最終的には、中盤、ほぼムリ気味に黒模様の中に打ち込んできた白の大石を殺しきり、そこで投了と言う事に。実際、上手の方と打たせて頂く時は、このパターンが一番怖い。無理矢理だと分かっているのに生きられたり荒らされたり、それだけならまだしも、気が付いたら、囲んでいたはずの相手の石が他の方向へにある生きた石への連絡に成功し、いつの間にか囲んでいたはずの自分の石の方が切られて死んでた、なんて事にもなったりしますからね…(この一手は何を狙っている?誘っている?どこを狙っている?)というような感じで、絶対に手拍子せずに、よくよく読んで冷静に対処できたと思います。

今回は久々にそれなりに気持ちの良い碁を打てたかな、と。ただまぁミスが無かったわけでも無いですし、相手の方のミスに助けられた部分も多かったので…まだまだ課題は山盛りですが、少しずつでも成長して自信を身につけられたら良いなぁ、と。最近はヘコむ事も多かったですしね…たまには。