陽時計と日々記

三十路過ぎて囲碁を始めてみるおっさんのブログ。

1/6 第16回 ごやねん。

新年の打ち初めと言う事で、天空囲碁大会も控えていますし、関西棋院の囲碁サロンで行われた"ごやねん"に行ってきました。行って正解だったのか、天空囲碁大会に出場する人は、出場クラス別に別れて互先で、と、本番の予行みたいな形式で行われる事に。私は当然、一番下のFクラス(6級以下)での出場ですので、Fクラスに出場する方と対局することに。

で…私が白だったのですが、予想通りの完敗。三子置かせて貰っても勝てるかどうか、という棋力差。大会に出るという事は、こういうことなのだなぁ、と。悪かったところは分かるのだけど、それをどうしたら悪くならなかったのか、というのが分からない。で、相手の方は、それがわかっていた。つまり、そのぐらいの差があったというわけで。

まぁ…トーナメントは初戦敗退だろうと思っているので、その後の交流戦(棋力差でのハンデ戦)で頑張ろう、という考え方だったので、予想通りではあるのですが、やはり少し寂しい。8級で申請しているのですが、大体3級の方ぐらいまではFクラスで出てくる大会だそうなので、トーナメントはどう転んでもまぁ勝つのはムズカシイ…と言うよりも運良く一回戦に勝ったとしても二回戦でクソミソに負けるだろうし、とか。

もう大会まで一週間ですし、ここから劇的な棋力アップもムリですから、もうどうにでもなれという感じです。

その後はプロ棋士三人の方と連碁。と言っても、こちらは連碁では無く、単にプロの方が三人順番にまわってくるという感じ。これも大会に向けての棋力向上企画(?)とかで、「石は置きたいだけ置いても良い」とかで。どう考えても9子だろう…と思ってたら、「でも大会に出る人は少なめに置いて下さい。」と言われたので、7子に。

結果は…途中で時間が来て打ちかけとなり、判定となったのですが、石井先生曰く「細かい」とのこと。で、「引き分けと言う事で」と言われたのですが、おそらく白が良かったのだろうな。苦手なヨセで巻き返せるわけも無し、むしろ損をすると思うので。内容に関しては一部悪いところがあったものの、全体的にはそんなに悪いところも無く、受け方も筋もしっかりしているし…とフォローは頂いたものの、納得出来るかといわれると…。

以前に、どんどん打とう会の先生に、「ヨセを意識しすぎると今までの碁のスタイルが崩壊するかも知れない」と言われた事を思い出しました。今日、打った碁を思い返すと、「ここに打ちたいけど、そうすると、こういう形になって…ヨセで損をする、先手を取られる…じゃあどこに打つか…」と、そんな事を多く考えていた気がします。以前はそういう事を意識しなかったので、かなり攻撃的な内容だったんじゃないのかな…今は逆に保守的になった気がします。で、相手がどんどん地を広げたり…それに焦ってヤキモチを焼いた手を打ったり…そんな事があったような気がします。

かと言って、どのみちヨセはいずれ覚えなければならない分野。これを避けては成長できないだろうし…。今日、"ごやねん"で、今後の指針のようなものが見えれば、と思いつつ参加したのですが、指針どころか、余計にどうするのが良いのか、よく分からなくなってしまいました。うーん…。