陽時計と日々記

三十路過ぎて囲碁を始めてみるおっさんのブログ。

11/16 どんどん打とう会。

金曜日は恒例の関西棋院でのサークルに参加。いつも通り、先生との四子局から。

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棋譜再生

んー…反省点は結構あります。例えば、いきなり右下スミが死にかけているとか。これは多分、まだ完全に死んでいなくて、おそらく白19の下にハネか何かを打って、コウに出来るんじゃないかな…と。で、コウに勝ったら生き、負けたら死に、じゃないのかな。無条件で生きるのは厳しそうです。まぁそれ以前に手抜きして22に打ったら、そらこうなるわな…と。で、星から一間トビが定石…だと思っていたんですが、この場合は違うみたいで。

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こんな感じでハネるのが定石だそうです。これだと下から白が突き抜こうとしても、上から塞ぐだけでカケツギになりますし、どうやっても連絡出来るみたいですね。

しかしながら、この場面で手抜きするのも良くある進行だそうで、この手抜きはそんなに悪い選択では無かったようです。問題だったのは白23と出てきた時の応手で、実戦では単純に上から抑えましたが、これは切られて当然なわけで…じゃあどうしたら良かったのか、というと。

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そりゃそうだよ!っていう…。言われてみれば当たり前、というような…。

さらに、この後、白25を上からアテて、黒28と守ったわけなんですが…。

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なんのこたーない、突き破れば良かったわけです。おぉ…もう…。

と、序盤で失着続きだったわけなんですが…あぁ、あと検討には挙がりませんでしたが、白45と打たれたのもサカレ形で非常によろしくないですね…。42と打った時点で(あぁヤベぇ…)とは思ったんですよね…。これは黒40からケイマにするぐらいが良かったんでしょうねぇ…。

最終的には、(うまく行けばセキには出来るかも知れない)と思って黒90とハネたのを先生が見落とし(10人ぐらいと多面打ちをしているのでしょうがないと思いますが)、92と両側からハネ、あとは順序よく、という感じでした。これはまぁ…ラッキーと言えばラッキーなんですが、先生に自身の成長を見て貰うためにも、殺せるところはキッチリ殺さないと、と言う感じで。月曜日の師匠なんかは、殺せるかどうかテストしてきたりしますしね…。

まぁ反省点は色々多い碁ではあったのですが、次回からは三子にしましょう、と、一応成長を認めて貰えたようです。うーん…複雑。

生徒さんとの対局は、私が黒番で三子局。で、打ち掛けで引き分け。終盤まで相当優勢だったという自覚があり、実際に優勢だったと思うんですが…おそらく、勝ちきるのは簡単だったんですが、簡単に勝ちきりたくない、という、よく分からない気持ちが。と言うのは…。

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こんな場面が出てきて、この白が何もせずにこのまま死んだら黒が間違い無く勝ち、という状況で、殺しに行く機会は数度あったのですが、(これ、白はどうするんだろう…放置すんのか、生きに来るのか…)と、生きに来るのを見たい、という気持ちが出てしまい、黒から殺さずにちょっと放置してみました。黒からはAあたりに打っておけばまぁ殺せるかな?と言う感じで…白からはBあたりに来るだろうか?と予想していたんですが…Cとツケを打ってこられました。で、(あぁこれは予想してなかったな…どうしたもんだろ…)と…。まー白から先着した時点で生きるだろうと思ってましたが、予想外に大きくなってしまい、白地としては3目程度だったのですが、いかんせん削られた黒地が大きかった、という感じ。そうかー、ツケかー…と、納得というか関心というか、そうかそういう手もあったか、と、勉強になりました。

まー勝ちきらないといけない碁の時は、これは優先して殺しに行かないとダメですよね。しかし勝ちきらないといけない碁って…どんな時だろ。大会とか出たら、なのかな。