陽時計と日々記

三十路過ぎて囲碁を始めてみるおっさんのブログ。

10/29 勉強。

月曜日はいつもの碁会所で師匠と指導碁。七子局を二局打ちました。一局目は約30目差のボロ負け、二局目は打ち掛けになりましたが、大体良い勝負というところだったみたいです。

で、一局目の検討で、二カ所ほど大損したところがあったそうで、そのうちの一つが以下。

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ちょっと違う形だったかも知れませんが、大体こんな感じ。本当は周りはもうほとんど石が埋まっている状態で、ヨセの段階だったのですが、その時に白が三々に入ってきたわけなんですが、この対応が不味かったとのこと。

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実戦ではこのように外と連絡して死ぬことは無かったけど、地を大きく損したとの事。黒地がゼロになり、白地が出来たわけだから、そりゃそうなんですが…。三々に入られた時点で黒の地が怪しく、戦いを挑んで二眼を確保できる自信が無かったので、外に逃げたんですが、こういう局面では断固闘うべきだと。黒2は打たないと白が連絡出来てしまうので、白3まではこの展開になるとして…黒4が失着という事になるのかな。急所だけで言えば白7の点になると思うのですが…それは見えていたんですが、上手に勝負を挑むのが怖くて逃げた、というのが正直なところです。白としてはコウにしようとしていたらしく、安易に生きることが出来てしまったとの事。うーん…まぁそりゃそうなんですが…戦って勝つ自信が無いなぁ…。

二局目でもそういうケースが出てきまして。

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このような展開で、白1と打たれた時に、「この黒はもうムリ」と早々に諦め、さっさと切り替えて黒2と右辺を硬くすることに。ここも当然…。

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コウに弾いて闘うべきだ、との事。これも見えていたんですが、コウ材が無いような気がした…。しかしながら、「ただ死ぬよりもコウで粘るのが大事」との事で。そーいや詰碁の本にも、そういう事、よく書いてあるよなぁ…。白1と打たれた時点で長考してコウ材があるかどうか、かなり考えたんですが、どう考えても足りない気がしたんですよね…。それでもやはり、ただ死ぬよりも、という事なんでしょうか。弱気すぎるのかな…。

ただ、黒の一団に見切りを付けて、他を厚くする、という風に、気持ちを切り替えて打つ事が出来た、という点は、評価して貰えました。もう少し弱い人だと、生きがムリなケースでもムリに生きようとして傷を広げることも多々あるとかで(確かにそういう記憶もあります(;´Д`))、そうしないというのは、やはり成長として捉えても良いとの事で。

戦いか…確かに先日の"ごやねん"では、相手の手に対して積極的に闘った結果、大差で勝った気もするし、やはり戦うべきところで闘うってのは大事なんでしょうね。しかし、上手に対して…特に段位者に対して戦いを挑むのは、勝てる気がしなくて怖いです。でも、そうやって戦いから逃げていても強くなれないんでしょうねぇ。

頑張ろう…。