陽時計と日々記

三十路過ぎて囲碁を始めてみるおっさんのブログ。

10/15 勉強。

月曜日はいつもの碁会所で指導碁を。いつも通り師匠と七子局を打ってきました。

指導碁なので勝敗はさておきとして、着手の判断が以前よりもかなり早くなっていると言われました。おそらく、考えなくても良い形や筋が分かるようになってきたのでは無いか、との事。あと死活…と言うか生き死にの判断が早くなった、つまり生きの危ない場所に対する危機感が鋭くなった、とか。

んー…一ヶ月で何が出来るってわけでも無いと思うんですが…地道に棋譜並べをしている効果なんでしょうか。効果もわからず、ただ漠然と1~2日に一~二譜ぐらいのペースで並べている程度なんですが。でも頻出する石の形や定石は、漠然とながら自然と覚えた部分もあるかも。

あとはやはり毎回言われるとおり、ヨセが弱い、と。特に両先手の部分を打たずに他を打ち、向こうに打たれてしまった、とか、2目得出来るところを0目(つまり2目の損)にしてしまった、とか。その二カ所で10目近く損をしていると言われたり。うーん…自分で先手だと思っている場所が先手では無かったり、先手だと思って打ったら相手に手抜きされて他の先手を取られたり…と言うのが怖くて、なかなか踏み切れないところもあります。きっちり判断できないとダメですね…。特に上手相手だと、予期しない手抜きが怖くて…「ここの数目、ホントに先手になるか?手抜きされないか?」と…。

他にも「模様を大事に」と言われたのかな。これは、自分では模様を作ってる意識が全く無くて、気付いたら勝手に模様になってたんですが…これは"模様が出来た"と、キチンと認識していないとダメですよね。大局観と言うのか、盤全体をキッチリ見る事が出来てないという事になるんだと思います。うーむ…。

あ、あと「先手・後手を意識しましょう」とも言われたかな…。

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定石の後の展開ですが、この白1に、どう応じるか、という話。カタツギすると空き三角だし…と考えた結果、

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こうしたんですけど、これが良くないと。と言うのは一線だけで白の生きが確定してしまい、さらに黒3が省けないので後手となり、白に他の大場に行かれる、と。つまり、この黒1の一手で「この白の一団の生き」と「黒の後手」が確定してしまうので悪手、という事になるみたいです。なので、

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A~Cのどこかに打って二子を守る程度が良い、と。ここで白が手を抜いた場合、白はまだ生きが確定していないので、Dとハネて攻める事が出来る、と。言われてみりゃその通りすぎる話です。

全体的にはヨセ以外の着手にそこまで悪いところは無かったそうですが…じゃあなんで七子置いてんのに数目差になるの、という話になるわけでw、まぁ…課題は多い、という感じです。