陽時計と日々記

三十路過ぎて囲碁を始めてみるおっさんのブログ。

10/5 どんどん打とう会。

金曜日は関西棋院のサークルに行ってきました。この日は風邪で体調が悪く、鼻水がダラダラ出るわ、頭がボーッとしているわって状態だったので、あまり自信が無かったのですが…まずはいつも通り、先生との四子局から。

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【棋譜再生】

右辺の白に眼が無かったので、白の手抜きに無視して攻め続けてみたのですが、殺しきることができず、生きられてしまいました。黒68は無用な一手でしたね…。局後の検討では、この白を殺す事は出来たそうで、黒62で以下のように打てば良かったようです。

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言われてみれば、納得としか言いようが無い手で。白65に対する黒66でも、下がらずに白67の場所にブツカリを打っていれば、まだなんとかなったのかも…。黒82は、いわゆるヘボコスミになるんですかね…ここは上を封鎖しに行く方が良かった。白83が絶好点だと思います。

続いて、生徒さんとの対局。四子局で、私が黒番。序盤からあまり見たことが無い展開になり…気がつけば、どこが生きが確定していて、どこが死にかけているのか、よく分からない状態に…生きているようにみえるところでも、受け方を間違えたらすぐに死にそう、逆に、こちらから手順を間違えなければ殺せそう、でも手順がわからない…というような場所がチラホラと…。で、互いに牽制しあうような碁に。時間が来て打ちかけで終了しましたが、先生を交えた検討では、「非常にややこしい」碁だったそうで、もはや地の碁では無いとの事。ヨミにヨミを重ねた碁で、勝敗云々の一言では終わらない碁だったそうです。対局者同士の検討でも、「ここが~」「そこね!」「そこがね~」「あぁここでしょ!」と、互いに全く同じ場所を気にしながら打っていたという、しかし互いに手出しできなくてヤキモキしていたという、笑い話のような検討でした。

こういう事があるから、囲碁って楽しいなぁ…と思うのかな。