陽時計と日々記

三十路過ぎて囲碁を始めてみるおっさんのブログ。

サークル。

金曜日は関西棋院でサークルでした。で、いつも通り、先生との四子局。

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【棋譜再生】

以前から一度やってみようと思ってたんですが、白が1手目に辺の真ん中に来たら、天元に打ってやろう、と。やってみた感想としては、確かに中央に向けて強いんですけど、なんか辺を取るのに一歩遅れるので、難しくなりますね…どうしても中央指向になるわけで。

そんな感じで「打ちづらいかも」とは思ったのですが、終局図を見てみると…そんなに悪くないと思うんですけど。ただ、思うところが一点あるとすれば、本を読むと黒40では42に打つのが本手っぽいんですよね。で、白43、黒44、白44の左…となる一本道だそうなのですが。

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これ、いいのかな?良く分かんないですね…左にある黒4子ごと取り込まれそうにも見えるし。先生とも局後に検討させてもらったんですが、三間ビラキの打ち込みに対しては、柔軟に受けるのが良いみたいです。直接相手をしなくても、間接的にサバくとか、コスんで攻めるとか…まぁその時々によって受け方は色々ありますって感じみたいです。

次に、生徒の方との三子局。結果は中押しで負け。と言うか投了した時点では、まだイーブンぐらいだったみたいなんですが、自分でもイーブンぐらいだというのは分かっていたのですが、自分でも死にたくなるようなアホなミスを連発してしまい、大石を2回も取られてしまったという。しかも一つがシチョウの見落としという基本的なミスで、心が折れてしまった。他では相手のミスを咎める手も打てていて、部分的には良かった点もいくつかあったのですが、その後が…欲張って、切れないところを切れると思い込んでしまったり、逃げても無理な石を逃げてしまったりと、なんだか散々でした。やはり勝算も無く欲を出してはいけないな、と。そーいや昔はそーゆーミスが多かったなぁ…先週は、そういう事をしないように、と慎重に碁を打ったハズなのに、今週は打って変わって、という感じでした。相当に優勢だった碁が、一つのミスでイーブンにまで縮まってしまったという事ですしね…。

と、ガックリして帰る準備をしていたところ、「もう帰られるんですか?」と、サロンで姿だけは何度か見かけたことがある、という程度の知らない方からお声が。「時間があれば30分ぐらいお相手して貰えませんか?」との事で、いやもうむちゃくちゃ弱いですよ!?と言ったのですが、それでも構わないとの事だったので、それじゃあ、と。棋力を訪ねてみたら、なんと二段との事で…九子局を。九子局って、すごく久しぶりで…どこに地を作ったら良いのか、逆に分からないwとは言え、九子局では白はあの手この手で攻める一方になりますから、基本は防戦一方で、こちらも眼を確保しつつ、地も確保しつつ…と、打ち進めていき、丁度30分ぐらいで「これはもう追いつけませんね」と、相手の方が投了されました。で、まぁこちらとしては、内心(そうなのか!!)って感じではあったのですが…筋がしっかりしていて定石に定石で返してくるので、九子局では勝てる見込みが無かった、と言われました。んー、なるほど、そういう事なのか…。確かに置き石が多くなれば多くなるほど、黒の弱みにつけ込んで荒らしていく必要があるから…硬く硬く打てば、そうなっちゃうのかも。まぁ私の碁ってまだまだムラが多いはずなので、弱みもあったかとは思いますが…今回は上手く打てた、という事なのかな。本当は置碁では黒は白を攻める方が良いらしいんですけどね…。

しかし、やはり上手の方の攻めてくる手というのは、本当に私程度には全く予想も出来ない手で来るので、ドキドキします。多分、盤の見え方が全然違うんだろうなぁ。