陽時計と日々記

三十路過ぎて囲碁を始めてみるおっさんのブログ。

7/15〜18 ジャパン碁コングレス2016 in 宝塚。

海外では恒例となっているらしい囲碁のイベントが日本で初めて開催されると聞いて、とりあえず参加してみました。外国から参加される方も居られると聞いて、海外の方と囲碁を打つ機会はあまり無いし、良い経験になるかな、と。

しかしながら初めての大会ってことで分からないことだらけで、まず6局を4日間かけて打つってことと、1局の持ち時間が90分もあって時間配分がわからないこと、海外の方の強さがさっぱり検討が付かないので、どのくらいの棋力を申請したら良いのかわからないこと、と、前途多難な予感しかしなかったんですが。とりあえず現在所有しているのが1級の免状で、成績優秀者には参加段級位の認定アリとのことだったので、初段で出ました。成績優秀者になれるとも思いませんでしが、1級を持ってて初段未満に出るのもなんだかなぁと思ったので。

結果は2勝4敗で燦々たるものだったんですが、参加前に「1日に1〜2局しか打たないってどういうことなのかな…」と思ってたら、空き時間は全部フリー対局が出来たんですね。で、結局、4日間で35〜40局くらい打ったみたいです。そのうち、半分弱くらいが海外の方だったと思います。

しかし、日本人にはまぁまぁ勝てたんですが、海外の方には全然勝てませんでしたね。特に台湾人がめちゃめちゃ強かったです。台湾人には勝てる気がしなかったなぁ…。台湾人はともかく、欧米の方は時間の使い方も囲碁に関する考え方も日本人と全然違う感じで、面食らうことも多かったです。「ここで時間を使うの?」とか、「ここで来るの!?」とか…。海外の方は日本人よりも読みが鋭くて、とにかく緩まないという印象が強かったです。勝負をしかけてくるタイミングも1歩早い感じがしました。あとは局後の検討が英語ってのがなかなか辛かった…なんとか話せる範囲で話しましたけど、自分の英語力のなさを痛感しましたね。

しかしながら4日間で仲良くなれた海外の方も出来たし、他の日本の大会では感じられない雰囲気で、ものすごく楽しいイベントでした。来年もあるなら是非参加したいと思えるイベントでしたね。今まで参加した囲碁のイベントの中では、群を抜いて楽しいと感じたイベントでした。

4/17 宝酒造杯 京都大会。

今年も京都の宝酒造杯に参加してきました。参加クラスは級位者(1)で、1級で参加。結果は、初戦勝ちの2回戦負け、総成績はオール互先で2勝3敗と負け越しでした。

正直、全敗もあるかなー1勝できれば上出来かなー、と思っていたので、初戦でいきなり20目以上の差をつけて勝ってしまってビックリしてしまった。その後、結局3敗してるので初戦の勝ち方がどうこうってわけでは無いんですが…しかしながら3敗した3局も、「勝てないってことは無かった」と思える内容で、むしろ打ちようによっては十分勝てたと思えるような内容でした。敗着も結構はっきりしてて、局後の相手の方との検討でも意見は合っていましたし、相手と同等に打てているという手応えは感じられました。

そんなわけで結構スッキリしたんで、大阪大会からは初段で出ようと思います。と言うのも、京都大会前に、とあるプロの先生に「1級の免状を持ってるんなら、本来は初段戦に出ないとダメなんですよねぇ」と言われてしまって。ずっと、「初段戦に出るのは初段各の人」と思い込んでいたんですが、初段戦で優勝したら貰える免状は初段の免状なので、実際には初段をめざす人が出るべきクラスは級位者(1)の1級ではなくて、初段戦になるんですよね。言われてみれば当たり前の事なんですが、なんかハッとしました。

初段戦に出るとなると、いよいよ全敗必至なんですが、それはそれで。級位戦にこだわる理由も特にないので、初段を目指す上で、なにが必要でなにが足りないのか、勉強になれば。目の前の勝ちだけにこだわるような人間にもなりたくないですし。大事なのは最終到達点だと思うので。

優勝しないとクラスを上げないとか、決勝トーナメントに出ないとクラスを上げないとか、初戦を勝ってから勝ち越さないとクラスを上げないとか、色んな人が居るみたいですけど。そういう考え方ももちろんあるんだとは思いますけど、私は上げられそうなら上げていきたいタイプなので。そうしないと上のクラスなんか一生出られ無さそうですし。

1/11 第16回 天空囲碁大会。

すっかり忘れていましたが、今年も天空囲碁大会に参加してきました。この大会、どうもあまり良い思い出が無く、参加する前から勝てる気のしない大会ではあるんですが…。日にちが経ってしまったので細かい事は忘れてしまったのですが、2級で参加して2勝4敗と負け越しでした。

色々と反省点はあったんですが、それよりも面食らったのは、1局目から2子の置かせ碁だった事で。4〜1級のクラスなので置碁・置かせ碁はあるとは思ってましたが、1局目は同級だろうと思ってたので。で、結局1局目に負けてしまい、敗者トーナメントに行ったのですが、そちらでも2子局白番で、びっくりしてしまいました。宝酒造杯だと、2級で出たら決勝トーナメントに行かない限りは全局互先だったので。

で、自分のクラスのトーナメント表を見たら、出場者の大半が3・4級なんですね。1・2級で参加してる人はほとんど居なくて、「あぁ、そういう大会なのか」と。去年は確か4級で出て、定先や互先が多かった記憶があるので気にもしていませんでしたが…たまたま3・4級の人が多いだけ、と言うには偏りすぎてるかなぁと。

とはいえ、まぁまだまだ1級や初段では打てないなぁという確認にはなりました。なんとか2級って感じかな、と。負けの内容に関しては全てが自分のくらだないポカが原因で、どう頑張っても勝てないという内容ではなかったと思うので。負け方としては最悪ではあるんですが。

来年は1級か初段で参加できたら良いなぁ。

12/20 Happy Xmas碁会。

日本棋院梅田囲碁サロンで行われたイベントに参加してきました。単なるイベントなので段級位が認定される大会では無いです。対局時計を使用して持ち時間40分切れ負け。1級で参加(ブログで話題にしてませんが、10月に級位認定大会で1級を取りました)して、結果は以下。

  • 互 先 黒番 中押し負け
  • 四子局 白番 中押し負け
  • 互 先 黒番 10.5目勝ち
  • 三子局 白番 30目くらい勝ち
  • 二子局 黒番 中押し負け

1局目。中盤まで相当優勢に進めていたにも関わらず、相手の勝負手に対して受け損なって大損し、逆転不可能な状況だった為、投了。本当は手が無いところで、攻め合いは勝っているハズ、と分かっていたのに、最終的に自分のヨミを信じられず、日和った為に攻め合いに負けた。

2局目。中盤から大ヨセが終わりつつある頃、地合いが微妙だったので手入れが必要なところを手抜きして他のヨセを打ったらしっかり追求されて投了。当たり前すぎて自分に呆れる。手入れが必要なことを分かっていたわけですしねぇ…。

3局目。いまいち良く覚えていない。打ちたいように打ってたら勝ってた。途中、細々とした失敗はあったけど、ヨセで結構な得を出していた気がする。

4局目。相手の方が、なぜかスミを放棄するスタイルだったので、スミを3箇所取って、中央を消しに回ってたら大ヨセに入った頃には大優勢になっていた。終盤、相手の方が勝負手のような手を打ってきたけど、きっちり咎めることが出来た。

5局目。スミの死活を間違えて150手くらいで投了寸前になった。その後は勝負手を連発するような打ち方をしてみたところ、若干持ち直した部分もあったけど追いつくには至らず、大ヨセに入ってからヨセに入る前に投了。

大ざっぱにはこんな感じでした。10月の級位認定試験で取得した1級ですが、これがまぁひどい内容で、こんなんで1級免状取っちゃっていいんかって感じでして。そんなんだったもんで、1級で出ても勝てんだろうなーと思ってはいたんですが、案の定でした。ただまぁどの対局も「全く勝てなかった」というわけでも無く、それなりに打てたという実感もあったので、今後はとりあえず胸を張って1級であると言える程度の力を身につけていくのが良いのかな、と。流石に現状では1級とは言えないですねぇ。2級でも厳しい感じですし。

11/3 宝酒造杯 大阪大会。

宝酒造杯 大阪大会に参加しました。今回は級位戦(1)に2級で参加。結果は以下の通り。オール互先です。

  • 白番 25.5目負け
  • 黒番 9.5目負け
  • 白番 中押し勝ち
  • 白番 中押し勝ち
  • 白番 30.5目勝ち

まぁしかし1局目の負け方がひどかった。中盤くらいまでは完全な白ペースで、(これは結構大差で勝てるんじゃないか?)などと、のんきな事を考えてたら、ダメが詰まって大きなコウが発生。で、絶対にコウに負けちゃダメなんだけど、コウ材は白からの方が多いし~、などと余裕ぶっこいてたら、損なコウ立てを打ってしまって相手に継がれてしまって、継がれてから「そりゃそうだ」と気付いたという、なんともバカバカしいミスをしてしまいました。一応フリカワリで地だけならそんなに大きな損は無いはずだったんですが、コウにされたところは、そこから相手に対する利きがたくさん残っている場所で、大きくヨセることが出来るところだったんですね。しかし、そこが潰れてしまったおかげでヨセで得出来る場所が大きく減ってしまい…その後、色々あって追い上げたんですが、届かず負けたと言う感じ。

2局目も中盤と大ヨセが終わったあたりでは互角くらいかなぁと思ってて、ヨセながら(うーん微妙かなぁ細かいかなぁ)と思ってたんですが、最後の方で受け方を間違えて10目ぐらい損を出してしまった。これが無かったらもっと細かいか、ヘタしたら勝っていたかも知れないなぁ…と。

他にも細々したミスはあったんですが、上に書いた2つのミスが本当にダメで、ちょっと後悔が残るというか、自分に腹立たしいやら情けないやら。

後の3局に関しては、細かいミスはちょいちょいありましたけど、結果としては全て大差での勝ちだったので、特に書くほどのことは無かったです。

そんなわけで、一応3勝賞は貰えたんですけど、あまり納得はできない結果でした。この内容だと、1局目か2局目に勝ってないと…と思ってしまうし。まだ2級はちょっと辛いかなぁと思ったのが正直なところです。

次の大きな大会は、天空囲碁大会になるのかな。もし都合が合えば、2級でリベンジかなぁ。

8/7 囲碁レンジャー。

毎月、第一・第三金曜日に西宮北口で行われている囲碁サークル"囲碁レンジャー"には、ここ1年くらい、ほぼ毎回参加しているのですが、年に数回、プロの棋士の方が来る事があって、参加者は年に1回だけ指導碁を打って貰う事ができます。いつ、誰が来るのかはわからないのですが、今月末にちょうど息子とペア碁の大会に出ることもあって、タイミングが良いので見て貰うことにしました。来られた先生は関西棋院の井上直紀 三段でした。

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